AI ブロックの利用について
AI は cRafthon の本筋ではありません。 使わなくても、ブロックから Python を学ぶという中心の部分はすべて動きます。 学校の方針で使わないと決められても、差し支えありません。
API キーを、こちらで預かることはありません。 ファイルにも、ブラウザの保存領域にも書きません。
| キー不要 | 登録なしで使えます。接続先は text.pollinations.ai と api.llm7.io |
|---|---|
| Gemini | 使う人が自分で取得した API キーを、その場で入力します。接続先は generativelanguage.googleapis.com |
回数の制限が IP アドレス単位でかかります。学校は校内で 1 本の回線を共有しているため、 クラス全員が同時に使うと、数人が試した時点で上限に達します。 そのあとは、しばらく誰も使えません。
さらに、上限に達するまで、それと分かりません。 残り回数を知らせる仕組みが応答に含まれていないため、突然エラーが返るという形で現れます。 先生が演示でお使いになる分には問題ありませんが、一斉の実習には向きません。
これらのサービスは、利用条件を公開していません。 こちらで確認した限り、利用規約・プライバシーポリシーにあたる文書が見当たりませんでした。 生徒が入力した質問文は、どう扱われるか分からない相手に送られることになります。 機微な内容を入力させない、という指導と併せてご検討ください。
Gemini API の利用規約(Age Requirements の節、2026 年 3 月 23 日発効)には、次のように書かれています。
You must be 18 years of age or older to use the APIs. You also will not use the Services as part of a website, application, or other service (collectively, "API Clients") that is directed towards or is likely to be accessed by individuals under the age of 18.
(APIを利用するには 18 歳以上である必要があります。また、18 歳未満の人に向けた、あるいは 18 歳未満の人が利用する可能性が高いウェブサイト・アプリケーション等の一部として、本サービスを利用してはなりません。)
18 歳未満の生徒は、個人の Google アカウントであっても、Gemini API を利用できません。 Google アカウント自体は 13 歳から本人が作成できますが、それはアカウントを作れるかどうかの話で、 この API を使ってよいかどうかとは別です。
学校の Google アカウント(Workspace for Education)では、さらに明確です。 Google の説明には "Users under the age of 18 are restricted from using AI Studio with their Google Workspace for Education accounts." とあり、管理者が AI Studio を有効にしても、18 歳未満は使えません。 設定で解決できる種類の制限ではありません。
そのため、生徒にキーを取得させる使い方は想定していません。 現実的には、18 歳以上の先生がご自身のキーで演示される形になります。
なお上の引用の後半は、API を組み込む側(cRafthon のような学習環境)にもかかる条文です。 先生がご自身のキーでお使いになる場合も、この点を含めてご判断ください。 判断に迷われる場合は、使わないという選択で差し支えありません。
API キーは、そのアカウントで AI を使う権利そのものです。 他人に渡ると、その人が本人の名義で使えてしまいます。 使った分は本人の利用枠から引かれ、無料枠を超えれば請求に至ることもあります。 パスワードと同じ扱いが必要なもの、とお考えください。
cRafthon 側では、次のようにしています。
| ファイルに 書かない | .crafthon ファイルに保存されません。生徒が作品を共有しても、キーは渡りません |
|---|---|
| 保存領域に 書かない | ブラウザの保存領域にも書きません。画面を閉じれば消えます |
| サーバーに 預からない | キーは端末から Google へ直接送られます。cRafthon のサーバーを経由しません |
| 古いファイル への対応 | 以前の版で保存されたファイルにキーが残っていても、読み込みません |
ただし、入力欄に表示されている間は、画面を見れば読めます。 教室のプロジェクタに投影しながらキーを入力される場面には、ご注意ください。
生成 AI を授業で使うことについては、教育委員会や学校法人が独自に方針を定めている場合があります。 文部科学省のガイドラインとあわせて、ご所属の規定を先にご確認ください。 cRafthon 側の仕組みがどうであれ、そちらが優先されます。
AI ブロックは、置かなければ一切通信しません。 接続先を遮断されていても、その機能が使えないだけで、ほかの部分は通常どおり動きます。 どこと通信するかの一覧は 外部との通信について にあります。
授業の組み立てについては ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツを作るには もご覧ください。 そちらで挙げている題材は、AI を使わずに成立します。
← バージョンの選択に戻る